Passing through~そらやのブログ

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ボジョレー2017

病み上がりでいつもワインを買うお店まで行けず今年の解禁日はスーパーでボジョレーを購入しました。


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2000円ぐらいで美味しいのでいつものお店にこだわらなくてもよかったかもと思えるくらい満足です。もうボトル半分くらい飲んでしまいました。

毎年9月からボジョレー解禁日までの2ヶ月ちょっとの間は禁酒すると決めていて今年も9月から今日までアルコールは一滴も飲みませんでした。

お酒は大好きだけどお酒が大好きという理由以外で飲むことはないし出来ればワイン以外のお酒は飲みたくはないし安酒を大量に飲むうちの親族みたいにはなりたくないという思いもあるので身近に悪いお手本があるのはいいことだったと改めて思ったりwww

つらい時に頼るものでもないし
世間でいう「酒の力を借りる」なんて私には理解できないことです。
依存できるほど優しいものに自分が出逢えるとは思えないという観点から大好きなお酒との距離感も大事にしたいのです。

ここまでお酒の飲み方に対してめんどくさい主義主張を持っている酒飲みはあまりいないかもしれませんが。
自分に自信のあることなんていい音楽を選べる事と酒癖の良さだけなので好きなだけ独り言を言わせて下さい。

毎日飲まなくてもいいから
今日みたいにすごく美味しいワインを飲める日がたまにあれば幸せです!

いつかのメリークリスマス

特技がUFOキャッチャーだった頃
「ぬいぐるみじゃなく札束入ってるUFOキャッチャーないかな?」が口癖でした。
腕前は控えめに言っても達人の域でしたからぬいぐるみが札束なら今ごろは田舎に一軒家ぐらい建てていたかもしれません。

この時期になると景品のぬいぐるみたちはクリスマス仕様に。
個人的にはクリスマス仕様が特別可愛いとは思いません。
ボールチェーン付のマスコットなんかは普段使いの鞄につけたい人もいるでしょうから何かの行事に被せないデザインのほうが好ましいと思います。

今日2階の廊下にある棚の下からごっそり出てきたいつかのクリスマス仕様のぬいぐるみたち。


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明日には引き取られて行きます。これまでクリスマス仕様の景品袋に入ったまま我が家で眠っていたけど今後は誰かに喜んでもらえますように!

英会話のレッスンで特技は何かと聞かれたらクレーンゲームが上手いとしか答えようがありませんでした。今ではもうゲームセンターにすら行かなくなったし英語もすっかり話せなくなりました。
英語を話したのはMuddy Apesのライヴ後のハイタッチの時にDeanさんに一言声をかけさせてもらったのが最後です。

UFOキャッチャーもやらなくなり英語も話せなくなり特技なんてものは私には一切なくなった今、
自信があるのは酒癖の良さだけです。

あっ、でもこれは特技というよりただの長所ですかね。

長所がひとつでもあってよかった。
この点だけにすがりついて生きていきますこれからも。


失なわれた藍の色

千秋楽も先週末で終わり。

雨の中1公演のみ観に行って来ました。

シブゲキに行くのは初めてだったけど全然初めてな感じがしなかったのはこのシブゲキが入っているビルの前を通ってO-EASTとか渋谷DUOに何度も行っているからでしょう。

ふかふかで座り心地のいい座席。何となく前列の背凭れが近い感じだけれどその分舞台も近いしそして何よりスタッフさん方のきめ細かい親切な対応がありがたく大変気持ちの良い劇場でした。

「失なわれた藍の色」は40年ほど前に高評価を得た東京キッドブラザーズの舞台。時代を越えての今回の公演も実力ある若手俳優がズラリ。特撮にも詳しい(?笑)舞台演劇ファンには垂涎の豪華キャスト。
私はもう若くないけどさすがに40年近くも前のこの演劇の話は噂に聞いたこともなくさっぱり分からないのでググってあらすじを読んでみることに。なかなか面白そうだしちょっとサスペンス風なのかな?と想像しながらチケットを取りました。

実際に観た感じは
全体的に自分があらすじだけを読んで想像していた世界とはかなり異なるものでした。
サスペンスという感じではなく青春群像という感じで。観ながら自分の青春時代を思い返すお客さんもきっとたくさんいらっしゃるのかな、と思ったり。私は思い出したい青春なんてないしそういうもの全部捨てて今を生きているので別の部分に目を向けていました。
人の悲しみに対する耐性などを。

やはり40年も昔。当時青春時代を送っていた人達の純粋さ故の脆さ。
正直、こんなことでここまで傷ついたり暴走するものかしら?と冷静になってしまう現代に生きる大人の私。いやいや、小さな喜怒哀楽も大きく表現するのがミュージカルってものだからガチガチ頭で観るのはやめようよ~と石頭に囁くもう一人の自分もいました。

たぶん、きっと。

今を生きる人たちは悲しみを紛らわす手段が昔の人たちよりも多い。より多くの選択肢の中から自分の悲しみをなんとか乗り越えさせてくれるものを選ぶ事が出来る。

プロ野球ペナントレースでリーグ優勝したチーム同士が万全な状態で日本シリーズで日本一を競って欲しい、CSがなかった昔はよかった!とかやたら「昔はよかった」を口にしてハッとする時もあります...いよいよ私も老いたなあと笑

今のほうがいいこともいっぱい山ほどあります!
今の若い人たちは自分自身にとって大切なものを見つけてそれを引き寄せる力が凄いです。他人からどう思われるかよりも自分がどうしたいのかを優先して行動出来る頼もしい人が多いように思えます。

私が自分よりも若い世代の人たちから学んだ事はすでに多く、これからも若い人たちからいろんなことを学ばせてもらいたいと思っています。

舞台観劇から得られる自分なりの気付きはなかなか面白いものです。




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卒論の家

いつも楽しみに読んでいるヤングキングミックスのシマウマの17巻が発売されたのでいつものように電子書籍で購入しました。
ダウンロードに5時間もかかりました。
速度制限め!!

漫画というものにほとんど触れず育った私ですが
ありがたいことに成人後にいくつか好きだと思える漫画に出逢えました。
せっかく大人になって漫画の素晴らしさ、文学性の高さを知ることが出来たのだから漫画本を大人買いしたいと思うしシマウマだって1巻から全部揃えて本棚にならべたいのですが引っ越しの計画を立てている今の状況では大切な物をこれ以上増やすなんて出来なくて。
読みたい漫画は電子書籍で購入しています。

貧乏性で物を捨てられず片付けが苦手な者が長年無駄に部屋数のあるボロ家で暮らすと断捨離も死にもの狂いでやらなければなりません。この1ヶ月でかなり疲れが出てきています。

寝室にしていた洋室のベッドにヤモリが入ってきて寝ぼけ眼でご対面したり

目覚ましセットしなくても毎朝祖父を怒鳴りつける祖母の声をアラーム代わりにして起きることが出来たり

念願叶って祖父と熟年(老年だよね)別居するようになってから怒りの原因がなくなってぼんやりしたせいか認知症になってしまった祖母をずっと介護してきたこの家。

祖母が旅立ち叔父に遺したものはないかと箪笥を見た時に出てきたのは卒論でした。

ハッキリと大きな濃い文字で祖母の名前は記入済み。

そして捺印済み(笑)


あんたも早く書いてと何度祖母に言われても世間体を気にする外面人間だった祖父は最後まで書かなかった卒論。

卒業出来ないまま
それぞれ別の地から旅立った二人。

なんかもう笑ってしまいました。

家族や家庭というものに対するイメージや感情が明らかにずれている私の原点であるかもしれないこのろくでもない家。
育った環境が今の漫画の好みに反映されているのでは?と誰かに言われそうですね。

娯楽は大切なものですが

現実は見ています。

断捨離作業が厳しいという現実も含め。。。

図々しいお願いですが心の片隅で少しばかり応援して頂ければありがたいですm(__)m

あれから3年

カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞受賞。おめでとうございます。

こんな私ですが実は質の良い本を探すのは子供の頃から得意なのでカズオ・イシグロ氏の作品のファンです。

3年前に「わたしを離さないで(NEVER LET ME GO )」を読んだのですが1ページ目から引き込まれ読了までの3日間、頭と心が全部この物語の展開に持っていかれてしまって生活面にもかなり影響しました。
早く家に帰って続きを読みたい!
家に帰るまで待てないからカフェに寄ってしまおう!などと落ち着かずカフェで必死に涙をこらえながら読んだりしました。


可能であれば何でもやっていいのだろうか?
発展または進歩や功績のために失なわれるものに対する価値観が
既に少し壊れている現代人に対する警鐘のようにも思える作品でした。



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蜷川幸雄さん演出で舞台演劇にも。


舞台が上演されていた当時私は持病のために東京の病院に通院していたのですが、与野本町駅近くのさいたま芸術劇場で観劇後に東京のホテルに泊まって翌日病院に行った記憶があります。
4時間近い舞台だったので看護師さんが私の脚を触りながら「いつもより浮腫んでますね」って。
そりゃあ最前席であんなにも長くて重い内容の舞台を観てたら脚は浮腫むし心は痛むし涙で目と顔は腫れまくり、最前の緊張感で肩はガチガチですって!

3年以上経ってチケットの半券を見ながらいちばん思うのは
たったの10日間で同じ舞台作品を
3公演も観に行ったなんてどこまでふざけてるんだということ...
東京まで新幹線で通院していた時期に何を楽しもうとしちゃってたの自分は(×_×)

あの頃の私、舞台貧乏でもありました。

新幹線での通院費用に諭吉さん一人より多い治療費の他に舞台のチケットにお金を使うので2014年の時点でまだボロボロのガラケー使ってましたw

テレビドラマは基本見ない、映画館も滅多に行かない、レンタルの会員にもなっていない。

娯楽の中で最もお金のかかるものにはまってしまったから大変なことになりました。

足腰が強くなった最近は行動範囲も広まり舞台行きたい病はちょっと落ち着き気味になりましたが。




それでも来週は

今年2回目の舞台観劇に行ってしまう私です。

あと2ヶ月ちょっとで今年も終るし年に2回ぐらいならいいのでは...となかなか分不相応なお楽しみから脱出できない(する気がない?)ようです。。。