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シマウマ

1年ぐらい前に知って既刊を一気に読み大好きになった「シマウマ」

発売されたばかりの18巻も期待通りの面白さ。そしてまたまたエッ、そこで続く?もっと先を読みたい!早く読ませて!ってすでに19巻が待ち遠しくなってしまいました。

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この漫画は1巻から一貫して表紙は主人公の回収屋の青年ドラ(倉神竜夫)が単独で描かれていて
どの巻も物悲しく険しい表情を浮かべています。

"あなたの不用品、回収させていただきます"

などと謳い依頼人が大金を払いさえすれば依頼人が憎む相手、何らかの理由で復讐したい相手に徹底的にダメージを与えるのが回収屋のオシゴト。但し人を殺さない主義...といっても回収屋に回収された対象者は社会的には完全に抹殺されたり肉体的にも半殺しに近い状態にされこんなんで今後生きていく意思が残るものなのか。。。


大人になるまで漫画を好きにならなかったし好きな漫画もなかったので
きっと私は少女の頃から漫画に親しんできた同世代の女性とは読む漫画の選び方も好みも大きく違うのでしょう。
周りの女の子たちが好んで読んでいた「花より男子」とか「ベルサイユのばら」とか「ときめきトゥナイト」は根気よく読む気にはなれなかったし私が初めて好きになり全巻購入して読んだ漫画は「るろうに剣心」でした。
その時はもう30代だったのでずっと漫画に興味がなかった自分がこんな歳になってから真剣に涙を流しながら漫画を読むようになったことに衝撃を受けました。
よく考えたらその歳になるまで自分が感動する漫画に出逢えていなかったというだけなのですが。
感動する、しないはその時の自分のコンディションで大きく変わるし出逢うタイミングって重要ですね。

るろうに剣心の志々雄真実が大好き過ぎて京都編はもう穴が開くほど何度も読み返したり志々雄キティなるものも購入したり(キティちゃんのお仕事熱心ぶりには脱帽ですね)すっかり志々雄様に心酔。
野心の強い筋の通った華のあるきらびやかな大悪党ぶりは悪者なのに魅力いっぱい。

るろうに剣心の志々雄真実も
シマウマのドラも漫画の登場人物としては最高に私の好きなタイプです。

これを可愛いらしい少女漫画を読んで育ってきた女性に話すと「えっ?変わってるね」と言われます(-o-;)
まあ、そうですよね。

彼女たちは少女の頃に女の子らしい惚れた晴れたの漫画に出逢いその漫画の中に出てくるカッコよくて優しかったり頭がよくて強かったりする男の子やお兄さまを好きになり、自分もそのような男性と出逢い恋愛が出来たらいいと夢を描く。
残念なことに私にはこんな乙女ちゃんな経験はありません。女性としてちょっと寂しいかも。
私の初恋があまりにも遅かったのは少女漫画の影響を全く受けていなかったからではないか?と今さら思うのです(笑)

情けなさや弱さ、欲望まみれだったり嘘つきだったり人間には誰だってダメ要素がそれなりにある。王子様もスーパーヒーローも聖女もいない。
そういう現実を知らなくはない年齢になってから初めて漫画を楽しむようになったので実際にこのような人と出逢って仲良くなりたいと思うような漫画のキャラクターは好きにならないわけで。
思いきり「うわっ!何だこいつオカシイあり得ない」というような登場人物のほうが面白くて魅力です。

漫画って最高の娯楽です。