卒論の家
いつも楽しみに読んでいるヤングキングコミックスのシマウマの17巻が発売されたのでいつものように電子書籍で購入しました。
ダウンロードに5時間もかかりました。
速度制限め!!
漫画というものにほとんど触れず育った私ですが
ありがたいことに成人後にいくつか好きだと思える漫画に出逢えました。
せっかく大人になって漫画の素晴らしさ、文学性の高さを知ることが出来たのだから漫画本を大人買いしたいと思うしシマウマだって1巻から全部揃えて本棚にならべたいのですが引っ越しの計画を立てている今の状況では大切な物をこれ以上増やすなんて出来なくて。
読みたい漫画は電子書籍で購入しています。
貧乏性で物を捨てられず片付けが苦手な者が長年無駄に部屋数のあるボロ家で暮らすと断捨離も死にもの狂いでやらなければなりません。この1ヶ月でかなり疲れが出てきています。
寝室にしていた洋室のベッドにヤモリが入ってきて寝ぼけ眼でご対面したり
目覚ましセットしなくても毎朝祖父を怒鳴りつける祖母の声をアラーム代わりにして起きることが出来たり
念願叶って祖父と熟年(老年だよね)別居するようになってから怒りの原因がなくなってぼんやりしたせいか認知症になってしまった祖母をずっと介護してきたこの家。
祖母が旅立ち叔父に遺したものはないかと箪笥を見た時に出てきたのは卒論でした。
ハッキリと大きな濃い文字で祖母の名前は記入済み。
そして捺印済み(笑)
あんたも早く書いてと何度祖母に言われても世間体を気にする外面人間だった祖父は最後まで書かなかった卒論。
卒業出来ないまま
それぞれ別の地から旅立った二人。
なんかもう笑ってしまいました。
家族や家庭というものに対するイメージや感情が明らかにずれている私の原点であるかもしれないこのろくでもない家。
育った環境が今の漫画の好みに反映されているのでは?と誰かに言われそうですね。
娯楽は大切なものですが
現実は見ています。
断捨離作業が厳しいという現実も含め。。。
図々しいお願いですが心の片隅で少しばかり応援して頂ければありがたいですm(__)m